第1回イスタサロンを開催いたしました。
議論が白熱し、時間をオーバーして盛り上がりました。
マイクの性能をあげたので、
スカイプでの参加も少しやりやすくなったようです
(まだまだ改善の余地が多くありますが)。
第2部「車の未来」を予定していましたが、
時間の都合上、次回に延期することにいたしました。
■タイトル:地球の未来を救う炭焼きの科学
■発表者 :吉田富久一、長谷川千賀子
(イスタ会員 社会芸術/炭焼アート・炭焼の会)
■概要:
何故空気を遮断した窯の中で炭は焼け続け、大量な煙を吐きながら燃えることなく炭が残るのか。
窯の底より立ち上げた煙突で煙が排出できるのは何故・・・。樹木(炭水 化物)が炭化すると酸性を示す煙を排出し、見た目の形は留めながらも別のアルカリ物 質(炭素)に化け分離してしまう不思議。
炭焼きに集積するさまざまな科学(化学・物 理)に驚かされます。
炭焼きは昭和30年代はじめの燃料革命を境に衰退し、今日ではほとんど忘れ去られました。
ところがここには今日の環境問題や将来の地球の行方が問われる中で、私たち の生活を左右する基本的で重大なヒントが潜み、さまざまに応用される鍵が隠されており、注目されはじめました。
炭焼きの原理や技術については、3年前に小野路での炭焼きワークショップ(主催: イスタ、企画:社会芸術)で実施研修を行いましたが、意見交換がなされずまま時を過 ごしてしまいました。
イスタサロン開催に際し、もう一度炭焼きの原理や熱源、吸着効果、炭素の固定化等、概要をおさらいした上で、皆様からご助言やご意見を頂き、炭焼 の科学的な根拠を強化したいと考えます。
奇しくも小野路の炭窯を廃棄し、今年2月さぎ山の炭窯へ移り炭焼の会を結成して地域住民との恊働がはじめられたこの機に充てられた幸いに感謝いたします。
2018/5/12(Sat.)15:00~17:30
会場:イスタ事務所
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