第3回 イスタんルーム (3月19日)「科学折り紙の世界」

ZOOMによるWeb形式オンライン公開講座の紹介です.

イベント名称: イスタんルーム(第3回)
(科学・芸術・技術に関する様々な話題を学ぶための、市民向け公開講座です)
受講形式:オンライン(Zoomを使用します)
実施日時: 2022年3月19日(土)16:00開始 (17:30頃終了予定)

講師: 石原正三(埼玉県立大学)
演題:「科学折り紙の世界」
概要:折り紙の親しみやすさと豊な色彩を活用して、原子や分子の立体構造モデルを制作する手法を「科学折り紙」と呼んでいます。スイスのジュネーブ大学に留学して結晶学を学んだ際、結晶学の教授たちが結晶構造モデルを使って私の質問に具体的に回答してくれたことで、私も結晶構造モデルが欲しいと思うようになりましたが、モデルはどれも高価で学生の私には手の届くものではありませんでした。そこで、折り紙を使って結晶構造モデルができるのではないか、と考えたのが科学折り紙を考案する契機となりました。
 科学折り紙の制作は、三角形の部品(ユニット)を設計する第一段階、ユニットから多面体の骨格構造(スケルトン)を作る第二段階、そして、多面体のスケルトンをノリと水引で接続して結晶や分子の立体構造モデルを組み立てる第三段階で構成されています。最初は難しいと感じるかもしれませんが、単純作業の積み重ねですので、諦めずに少しずつユニットを作り、最後に立体に組み上げると、意外と芸術的な作品を手にすることができます。また、たとえ出来栄えがよくないと思っても、作品に個性的な名前を付ければ立派なオブジェが出来上がります。
 本講演では、科学折り紙を考案した1990年11月から現在に至るまでの30余年を振り返って、科学折り紙を活用した教育活動を紹介させていただくとともに、正四面体と正八面体のスケルトンの制作実習を計画しています。本講座に参加することで、科学の香り(フレーバー)を感じ取っていただくとともに、日本の伝統文化である折り紙をご家族そろって楽しんでいただく契機となることを期待しています。
 なお、正四面体と正八面体のスケルトンの制作実習の材料として、正方形の折り紙6枚(1辺75㎜程度)と長方形の紙6枚(コピー用紙A版でもB版でも可;短辺75㎜程度にカット)、およびスティックのりをお手元にご用意していただくと、制作実習に参加していただけます。

参加費: 1000円 (イスタ会員は無料です)
主催: NPO法人科学芸術学際研究所 ISTA (理事長:高木隆司)
実施方法: オンライン形式(Zoomを使用)
参加申込方法: 氏名(必須)、メールアドレス(必須)、お住まいの都道府県名(任意)、年齢(任意)を書いて
下記申込先にメールで申し込んで下さい(メールの件名は半角英数字で 「ISTA-Room-003」 としてください)。
参加申込期限: 2022年3月4日
申込先: yoshinori.teshima@gmail.com イスタ理事(イベント担当):手嶋よしのり(千葉工業大学)
問合せ先: 申込先と同じ
参加申し込みをされた方に参加費の振込先をお伝えし、入金確認後、3月16日までにZoomの接続情報をお知らせします。